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六弦アリス - イデア座の仮面舞踏会
六弦アリス
イデア座の仮面舞踏会
「紳士(しんし)淑女(しゅくじょ)の皆様、今宵(こよい)はこの世(よ)で最(もっと)も華(はな)やかなる仮面(かめん)舞踏会(ぶとうかい)。 日常(にちじょう)を忘れ、身分(みぶん)や貧富(ひんぷ)の差(さ)も関係(かんけい)なく、誰もが装(よそお)いの華(はな)やかさで優劣(ゆうれつ)を競(きそ)い合(あ)う仮面舞踏会(かめんぶとうかい)。 栄(は)えある勝者(しょうしゃ)にはこの世(よ)で最(もっと)も美(うつく)しい贈(おく)り物(もの)を与(あた)えましょう。 ただし、醜(みにく)い敗者(はいしゃ)の皆様には、この場で死んで頂きます。」
装飾(そうしょく)に彩(いろど)られた無数(むすう)の絢爛(けんらん)シャンデリア 行(い)き交(か)う言葉はかくも煌(きら)びやか 富(とみ)ある者(もの)は匠(たくみ)に作らせた仮面の裏で高笑い 貧(まず)しき者(もの)は為(な)す術(じゅつ)もなし
富(とみ)ある者(もの)に取(と)り入(い)り己(おのれ)が保身(ほしん)に走る者多く 彼らはまさに【蜘蛛(くも)の糸(いと)】 居心地(いごこち)の良い丘(おか)の上で誰かの糸を待つ者なり
そこで待っていればいつか誰かが救(すく)いの手を差し伸べてくれると考える根拠(こんきょ)を問(と)いたい
誰かの人生にすがり、そして翻弄(ほんろう)され 不都合(ふつごう)あれば誰かのせいにして 醜(みにく)い仮面(かめん)の人々よ、終わりにしましょう 仮面では覆(おお)い隠(かく)せないほど醜(みにく)き者(もの)よ
装飾(そうしょく)に彩(いろど)られた無数(むすう)の絢爛(けんらん)シャンデリア 行(い)き交(か)う言葉はかくも煌(きら)びやか 富(とみ)ある者(もの)は匠(たくみ)に作らせた仮面の裏で高笑い 貧(まず)しき者(もの)は己(おのれ)だけが頼(たよ)り
失(うしな)うものは何もなく、ただ己(おのれ)の道を歩(あゆ)む者(もの) 歩(あゆ)みは遅(おそ)く、富(とみ)ある者(もの)に虐(しいた)げられ それでも大地(だいち)に根(ね)を下(お)ろし歩(あゆ)み続(つづ)ける貧(まず)しき者(もの)よ
限(かぎり)ある者(もの)に与(あた)えられた唯(ただ)一(ひと)つの等(ひと)しきは 過去(かこ)の自分(じぶん)というもの、過(す)ぎ去(さ)りし日々 他人(ひと)の心(こころ)や名誉(めいよ)は富(とみ)で買えるものなれど 己(おのれ)が足跡(あしあと)は誰にも買えぬもの
誰にも嫌われず生きようとする私 仮面の私 私らしくあろうとする私 それも私 いつからだろう? 皆同じ仮面を付けてる なぜだろう? 皆仮面で他人(ひと)を見ている それは誰も素顔(すがお)を見せてはいけない仮面(かめん)舞踏会(ぶとうかい)の夜 そもそもそれは一体誰が決めたのだろう?
「言い忘れておりましたが、己(おのれ)の人生であるにも関(かか)わらず他人(ひと)に頼(たよ)ってばかりいて 恥(はじ)をかく事(こと)を恐(おそ)れ、 己(おのれ)は努力(どりょく)もせず、富(とみ)や他人(ひと)の手柄(てがら)で名誉(めいよ)得(え)ようとするあなた方。 生き様があまりに醜(みにく)く舞踏会(ぶとうかい)の主(しゅ)旨(し)返(かえ)しますので、この場で死んで頂きます。」
生まれながらにして富(とみ)を持ち、数多(あまた)の救(すく)いの手 他人(ひと)の手柄(てがら)で思い違いをして 誰かの仮面の人々よ 仮面の裏で誰かに嘲(わ)笑(ら)われている事すらも知らないまま
Create Date : 17 กันยายน 2559 |
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Last Update : 17 กันยายน 2559 15:11:30 น. |
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Happy New Year 2017...ka